運用資産残高1.4兆ドル*を有する世界有数の資産運用会社であるヌビーン社と、運用資産残高1.1兆ドルを有し、アクティブ運用ならびにアドバイザリー、ウェルスマネジメントサービスを提供する大手運用会社のシュローダー社(ロンドン証券取引所:SDR)は、ヌビーン社がシュローダー社の発行済および発行予定の全株式を約99億ポンドの現金により買収(以下「本取引」)することで合意しました。
*2025年12月31日時点。
本取引により、運用資産残高約2.5兆ドルを有する、世界最大級のアクティブ運用会社が誕生します。統合後のグループは、合計40か国超のマーケットでプレゼンスを有し、世界の主要金融市場において、大規模な事業基盤ならびに高い運用能力を備えて事業を展開します。
ヌビーンの最高経営責任者(CEO)であるウィリアム・ハフマンは次のように述べています。「両社にとって、エキサイティング且つ変革的なこの選択を通じて、シュローダー社をヌビーンファミリーに迎え入れることを喜ばしく感じています。相互補完的なプラットフォームや運用能力、販売網、そして企業文化を統合することにより、新市場へのアクセスの他、豊富な商品ラインアップ、より充実した運用人材を通じた、お客様へのサービスの向上を実現できる機会になると考えています。本取引は、当社の業界をリードする差別化されたパブリック市場からプライベート市場を網羅する投資プラットフォームに、より広範なグローバル・プレゼンスが加わることで、グローバルのウェルスおよび機関投資家マーケット向けに、新たな成長機会が開かれることになると考えています。」
シュローダー社のグループCEOであるリチャード・オールドフィールドは次のように述べています。「規模が競争優位性をもたらす事業環境において、ヌビーン社は当社と価値観を共有し、当社が築いてきた企業文化を尊重の上、顧客と従業員にとってエキサイティングな機会を創出するパートナーであると考えています。
本取引により、地理的な事業領域の拡大と強固な財務基盤を伴った、パブリック市場からプライベート市場まで業界をリードするプラットフォームの構築という当社の成長戦略が、大幅に加速します。両社の統合により、多様化する顧客ニーズに応えるような幅広く高品質なソリューションの提供が可能となり、卓越した価値を創出できると確信しています。」
なお、本取引完了後、少なくとも12か月間は、シュローダー・グループは、ヌビーン・グループ内で独立した事業として、引き続き事業運営がなされる予定です。
シュローダー社は、引き続きCEOのリチャード・オールドフィールドが率い、同氏はヌビーン社CEOのウィリアム・ハフマンにレポートするとともに、ヌビーン社の経営委員会メンバーの一員となります。
戦略的買収の背景について
ヌビーン社とシュローダー社は、投資主導かつ顧客中心の協調的な企業文化を共有し、パブリック市場とプライベート市場の両領域において高度に補完的な運用能力を有しています。今後、両社は共同で、ウェルスおよび機関投資家顧客の多様化する投資ニーズに応えるための新しいソリューションを開発してまいります。同ソリューション開発には、株式、債券、マルチアセット、インフラストラクチャー、プライベート・キャピタル、不動産、ナチュラル・キャピタルにわたる幅広い運用能力の活用が含まれます。さらに、ウェルス・マネジメント事業で協働することで、単一のプラットフォームを通じて、よりレジリエントなポートフォリオを構築する選択肢をお客様に提供いたします。
シュローダー社の会長であるデイム・エリザベス・コーリーは次のように述べています。「統合後のグループは、共通の価値観と高度に補完的な強みを持つ2社を結集し、パブリック市場とプライベート市場の両領域における、投資の新たなグローバルリーダーとなります。シュローダー社の伝統に基づき、ロンドンはこの拡大後も引き続き事業の中心であり続けます。本取引は、当社事業の価値と将来性を反映した、魅力的なプレミアムを現金で株主の皆様に提供するものです。シュローダー社の取締役会は、本取引が当社の株主、顧客、従業員にとって正しい選択であると確信しています。」
本取引の詳細について
本取引の条件に基づき、シュローダー社の各株主は、保有するシュローダー株式1株につき5.90ポンドの現金対価を受け取る権利を有し、その総額は95億ポンド(以下「現金対価」)となります。さらに、シュローダー社の株主は、シュローダー株式1株につき最大22ペンスの配当金を受け取る権利を有します。これらを合わせると、シュローダー社の発行済株式および発行予定株式の全株式資本の評価額は約99億ポンドとなります。
本取引の詳細な条件は、本日英国においてヌビーン社とシュローダー社が英国企業買収規則の第2.7条に基づいて発表した共同声明(以下「本取引発表」)に記載されています。本取引発表の内容は、ヌビーン社のウェブサイト(nuveen.com/recommended-offer-for-schroders)でご覧いただけます(一部アクセス制限があります)。
伝統と企業文化へのコミットメントについて
シュローダー・グループが誇る伝統と強力なブランド力、そして卓越した金融機関としての地位を尊重し、ヌビーン社は統合後のグループにおいて、ロンドンを米国外における本社機能および最大拠点と位置づけます。同拠点には3,100名を超える専門人材を擁する見込みです。
統合後のグループは、グローバルな金融センターとしての英国に大きな価値をもたらし、より多くの長期資本を英国経済に呼び込むとともに、グローバルな資産運用およびウェルス・マネジメント分野におけるロンドンの中心的役割を一層強化することが期待されます。
本取引のタイミングと承認について
本取引は、ヌビーン社とシュローダー社の両取締役会により全会一致で承認されました。シュローダー社の取締役会は、同社株主が本取引を承認することを全会一致で推奨しています。シュローダー株式を保有する同社取締役も、本取引に賛成票を投じることに撤回不能な形で確約をしています。本取引は、本取引発表内容に記載されているとおり、シュローダー社の株主および関連する独占禁止法・規制当局による承認を含む特定の条件の充足または放棄を前提として、2026年第4四半期中に発効・完了する見込みです。
主要株主グループからの撤回不能の確約について
シュローダー社の主要株主グループは、シュローダー家の特定メンバーによって設立された複数の信託の受託者として機能する4つのプライベート信託会社(PTC)で構成されています。同主要株主グループは、今後開催されるシュローダー社の株主総会において、シュローダー株式の合計約41%の保有分について、本取引に賛成票を投じるという撤回不能の確約を締結しています。
本取引のアドバイザーについて
本取引についてはBNP Paribasがヌビーン社のファイナンシャル・アドバイザーを務め、Clifford Chance LLPがヌビーン社のリーガル・アドバイザーを務めています。
以上
ヌビーンについて
ヌビーンはTIAA(米国教職員退職年金/保険組合)の資産運用を担い、機関投資家様や個人投資家様の長期的な投資目標の達成を目指し、幅広い投資ソリューションの提供を行っています。ヌビーンは2025年12月31日時点で1.4兆米ドル(約219兆円)*の運用資産残高を有し、グローバル32カ国で事業を展開しています。投資プロフェッショナルによる深い専門知識を活用して、顧客に伝統的資産やオルタナティブ投資など、幅広い投資戦略の紹介、提供を行っています。
*日本円ベースの運用資産残高は、Bloombergにて取得した2025年12月末時点の為替レート(1ドル=156.71円)で換算。ヌビーンの運用資産(AUM)には、傘下の投資スペシャリストを含む。