2023年4月13日
インパクト
インクルーシブなクライメート・トランジションの推進
インクルーシブなクライメート・トランジションの推進
2021~2022年は、Nuveenのプライベート・エクイティ投資におけるインパクト・プラットフォームにとって、象徴的な年となりました。2021年12月には、初となる外部投資家向けのインパクト・ファンドを立ち上げ、世界中の変革をもたらす事業成長を促進するために利用できる資産プールを拡大させました。すでにファンド運用を順調に進めており、2022年12月末時点で6案件への投資を実施しました。
10年前、プライベート・エクイティ投資におけるインパクト投資プラットフォームを立ち上げたとき、当社は「包括的成長」と「資源効率」という2つの重要なテーマを柱としました。これらのテーマは市場の非効率性に根ざしています。資本市場は気候変動関連の外部要因を織り込むことができず、資源の不平等な配分により、格差の拡大や格差の是正を妨げる体系的な障壁が生まれました。それ以来当社は、女性が営む小規模農家に焦点を当てたマイクロファイナンス機関から、アグリテック・プラットフォーム、循環型経済を促す衣料企業まで、こうした市場の非効率性への対応に注力する、変化をもたらす力を有する企業に投資してきました。
ここ数年、このような課題がさらに前面に押し出され、その対応にますます緊急性が求められる中、気候変動と不平等を別々に考えることはできないことに気づきました。実は、これらの課題は密接に関連しているのです。
当社が行うすべての投資においては、気候変動を緩和し、レジリエンス(回復力)を高める一方で、不平等の解決に貢献する総合的なインパクト投資アプローチが必要です。
2021-2022 PEインパクトレポートのハイライト
- GIINのIRIS+ インパクト・パフォーマンス・ベンチマークに対する当社の位置づけ
- ポートフォリオ全体のESGおよび気候リスク情報、ならびに持続可能な開発目標に関連する企業固有のデータに対しどのようにインパクトを測定するか。
- 投資先企業におけるジェンダーや人種の公平性に関する報告など、詳細なケーススタディ。Advanced Battery Concepts、Annapurna Microfinance、Kinara Capital、America's Thrift Storesのケース。
- 社会的・環境的成果を推進するための6つの要素からなるインパクト・マネジメント・フレームワーク・プロセスの概要。
- インパクト検証を行う独立系プロバイダーであるBlueMarkによるNuveenのインパクトスコアと、検証を受けた運用会社の上位10%に入る「プラクティス・リーダー」の称号を獲得。
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