2021年10月12日
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ヌビーン・ナチュラルキャピタルとヌビーン・
ヌビーン・ナチュラルキャピタルとヌビーン・
インフラストラクチャー の新設により、
リアル・アセット・プラットフォームを強化
- 機関投資家の 3 分の 2 は、インフラおよび天然資源を含むオルタナティブ資産への投資配分を増やすことを計画
- 新しいプラットフォームは、ネットゼロカーボンを目指すアセットオーナーに対して、ナチュラルキ ャピタル(自然資本)の収益化と、資産の脱炭素化による投資ソリューションを提供
米国教職員退職年金/保険組合(TIAA) の資産運用部門である Nuveen LLC(本社 米国、CEO ホセ・ミナヤ)の日本現地法人、ヌビーン・ジャパン株式会社(本社 東京都港区、代表取締役社長 鈴木 康之、以下「ヌビーン」)は、ヌビーン・グループがリアル・アセット・プラットフォームの更なる強化を目的として、プライベート・リアル・アセット機能の統合と、2 つのビジネスユニットを新設することをお知らせします。これにより、リアル・アセットやオルタナティブ資産へのエクスポージャーを増やそうとする投資家に対して、より効果的な提案が可能となります。
ヌビーン・グループが実施した調査1 によると、機関投資家の 3 分の 2 以上が、インフラ、天然資源、その他のオルタナティブ資産への投資配分を増やすことにより、気候関連財務リスクのエクスポージャー減少、ならびに持続可能な低炭素経済への移行に合わせたポートフォリオ・リバランスを計画しています。
ヌビーン・リアル・アセット・プラットフォームは、既存の「ヌビーン・リアルエステート」による不動産のカバレッジと並んで、「ヌビーン・ナチュラルキャピタル」(新設)が農地および森林を、そして「ヌビーン・インフラストラクチャー」(新設)がインフラおよびアグリビジネスをカバーするように構成されています。またプラットフォーム全体として、ヌビ―ンのプライベート・インパクトおよびコモディティ投資運用機能によ って、選択的かつ補完的なサポートを受けることとなります。
ヌビ―ンのリアル・アセット部門の CEO であるマイク・セールスは、今回の組織改編について次のように述べています。「リアル・アセットへの投資ニーズが非常に高まっていること受けて、オルタナティブ投資に関する当グループの比類なき専門知識を結集し、ヌビ―ン・インフラストラクチャーとヌビーン・ナチ ュラルキャピタルの新設を含むリアル・アセット部門の強化を実現しました。これにより、長期的で持続可能な運用を求める世界中の投資家ニーズに、より的確にお応えすることができるようになります。今回のプラットフォームの強化は、当社がサステナブル投資を通じてお客様と社会とに対して永続的な利益を提供していくと同時に、資産運用のリーディングカンパニーを目指すうえでの新しいステップであり、大変喜ばしく思っています」
ヌビ―ンの持続可能な投資哲学は、こうしたリアル・アセット・プラットフォーム全体のアプローチを下支えするとともに、責任投資による超過収益獲得を目指す戦略を顧客に提供してまいります。
ヌビ―ンは世界最大級のリアル・アセット運用会社として、世界中の投資家からお預かりした 1,500 億ドルにおよぶ資産運用を行っています。リアル・アセット部門の CEO であるマイク・セールスの指揮のもと、新プラットフォームは 2022 年 1 月に始動する予定です。
ヌビ―ン・リアル・アセットの概要
- ヌビーン・ナチュラルキャピタル(新設) - 77億ドル以上の農地資産を運用しているウエストチェスター・グループ・インベストメント・マネジメントと、森林資産の取得とスチュワードシップに特化し、現在76万エーカー以上の土地で15億ドルの森林資産を運用しているグリーンウッド・リソーシズを統合したビジネスユニットです。ウエストチェスター・グループの現CEOであるマーティン・デイビスが、ヌビ―ン・ナチュラルキャピタルの指揮を執ります。
- ヌビーン・インフラストラクチャー(新設)-20億ドル以上の運用資産を有する欧州最大級の再生可能エネルギー・ファンドマネージャーであるグレンモント・パートナーズを通じたプライベート・エクイティおよびエクイティ類似戦略と、多様なプライベート・インフラストラクチャー・プラットフォームおよびアグリビジネス・プラットフォームであるAGRパートナーズを統合したビジネスユニットです。これまで16年にわたりヌビーンのビジネス拡大に貢献してきたビフ・オーソが、ヌビ―ン・インフラストラクチャーのグローバルヘッドに就任します。
- ヌビーン・リアルエステート(既存) - ヌビーン・リアルエステートは、1,330億ドル以上の資産を運用する世界最大級の不動産運用会社であり、クリス・マクギボンが引き続き指揮を執ります。その業務内容に変更はなく、商業施設、オフィス、物流施設、住宅、デットそしてオルタナティブ不動産といった6つのコアビジネスラインで構成されています。
オフィス
注1 Nuveen's Global Institutional Investor Survey、2021年2月(詳細はお問い合わせください)