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米大手資産運用会社 Nuveen、日本に本格進出 投資運用業等の登録を完了
 

日本

世界最大級の年金運用機関である米国教職員退職年金/保険組合(TIAA) の資産運用部門であるNuveen LLCは、日本現法のヌビーン・ジャパン株式会社(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 鈴木 康之)が、2019年4月1日付で金融商品取引業者(第二種金融商品取引業・投資運用業・投資助言代理業)の登録を完了したことを発表しました (登録番号 関東財務局長(金商)第3132号)。

ゼロ金利政策の長期化から運用アドバイスを必要とする日本のご投資家様に対して、120年の運用実績に裏付けられた様々な投資ソリューションを提供するために、Nuveenは日本に本格進出致しました。親会社TIAAが世界最大級の年金運用機関であるNuveenは、100年超に亘ってご投資家様が抱える課題の把握及びそのソリューション提供をしてきた強みがあります。Nuveenは多くの場合、親会社の一般勘定の資金を顧客の資金と一緒に運用しています。つまり、多くの場合、顧客の共同投資パートナーでもあります。また、財務基盤が強固な非公開会社であることから、顧客の長期的なリターンの追求に専念することができます。 

特に、インカム性資産、オルタナティブ戦略および責任投資の分野では、他社にない優位性を有しています。Nuveenは責任投資におけるパイオニアであり第一人者です。50年前に、反アパルトヘイト運動に関する企業へのエンゲージメント等から責任投資への取り組みをスタートしました。Nuveenは、1990年にESG投資商品を立ち上げた最初の運用会社の一つです。直近では、世界初のブルーボンドに投資した3社のうちの1社となりました。運用資産の3分の2が、国連責任投資原則に従って運用されています。責任投資では、債券、株式のみならず、リアル・アセットや不動産の投資にもESG評価を組み入れています。

また、東京都が「国際金融都市・東京」構想に基づき、積極的に外資系資産運用会社の誘致を行っていることも、Nuveenの日本進出を後押ししました。

Nuveenは、120年の運用実績に裏付けられた幅広い投資ソリューションを提供することを通じて、日本の社会に貢献していきたいと考えています。

Nuveenの概要
Nuveenは1898年に米国シカゴで設立され、世界23か国の拠点を通じて、34か国でビジネスを展開しています。運用資産残高は約9,892億米ドルで、債券、株式、オルタナティブ資産(不動産、リアル・アセット、プライベート・エクイティ等)に投資しています。特にインカム性資産の運用、オルタナティブ投資、責任投資に強みがあります。インカム性資産の運用は100年以上に亘り行っており、米国債券のアクティブ運用残高は世界第3位です。不動産投資残高は世界最大級であり、また、農地投資は世界最大です。投資しているワイナリーの年間ワイン生産量は7,800万本に上ります。

Nuveenの組織形態はユニークで、傘下にある14の投資プロフェッショナルを通じて幅広い運用戦略を提供しています。運用戦略は、債券、株式、不動産、リアル・アセット、プライベート・キャピタルをカバーしています。各投資プロフェッショナルは、投資パフォーマンスを最大にするために、異なる投資プロセス、社風、オフィスを持っています。例えば、農地投資を行う部門は、オーストラリア、ブラジル、東欧、米国の農地に近い場所にオフィスを構えています。

親会社TIAAの概要
親会社である非営利法人のTIAAは、教職員が退職後も安心して生活ができるように、1918年にアンドリュー・カーネギーによって設立されました。その年金プランには、アルベルト・アインシュタインも加入していました。TIAAは、Nuveenを2014年に買収しました。現在のCEOは、元FRB副議長であるロジャー・ファーガソンです。TIAAの資産残高は約1兆米ドルで、その3分の2をNuveenが運用しています。

 
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