パートナーから顧客へ、
そして再び
パートナー
へと戻るTIAAと
Nuveenの関係

TIAAやNuveenのお客様とお会いすると、この2つの組織の関係性について尋ねられることがよくあります。 TIAAの一般勘定（GA）はNuveenが運用しているファンドやアカウントに投資しているため、GAの最高投資責任者（CIO）として、私はTIAAの社員でありながら、Nuveenの顧客としてあらゆるポートフォリオ・マネージャーたちと直接やりとりができるという特権を持っています。

GAの投資および資産配分を監督する立場として、私はNuveenのグローバル投資委員会に同席し、低金利環境におけるインカムの創出機会など重要な課題について、GAの原資産の運用にあたっている投資責任者と直接話し合います。

TIAAとNuveenの関係

NuveenとTIAAの関係についていくつかの視点をお話しておきたいと思います。 端的に言うと、NuveenはTIAAの投資顧問です。 TIAAは最高格付けを有する、財務的に安定した、世界的な保険会社のひとつで、米国の教育、研究、医療、その他サービス産業に従事する従業員向けの退職ソリューションを提供しています。

Nuveenはグローバルで、幅広い機関投資や個人投資家（TIAAの一般勘定およびその加入者を含む）を対象に投資ポートフォリオの運用を担当しています。

GAのCIOとして、私は個々の資産クラスの基本的なポートフォリオ運用を、Nuveenの有能なポートフォリオ運用チームへ効果的に「アウトソース」しています。 私はチームと共に全体的な資産配分の方針を決め、TIAAのバランス・シート管理のお手伝いをし、加入者のニーズに気を配る一方で、Nuveenの投資チームはパブリック資産（主に債券）およびプライベート資産（不動産、農業、林業、農地、プライベート・エクイティおよびプライベート・クレジット）の多様なポートフォリオの運用にあたります。

お客様と同じ立場に立つ

それはまさに共生的な関係です。 GAと私はNuveenの深く多様な投資の洞察およびポートフォリオに関する知見の恩恵を受けています。Nuveenは、多様なアセット・オーナーである投資家様と密に連携し、寄り添い、投資家様の目標やニーズを真に理解し、志を同じくするパートナーとして仕えます。 このような関係性が実際にどのように機能しているのか、その背景にある日常的なやり取りを説明しようとすると非常に複雑になる可能性があるため、詳細な議論については、今後の『TIAAの一般勘定運用者の視点』に譲ることにします。 中間会議では、当社のお客様もNuveenの投資チームも、皆がポートフォリオにおけるリスクの再評価を行い、低金利環境においてインカムの確保に尽力し、またアルファの獲得およびリスク管理の一環として、環境・社会・ガバナンス・ファクターのポートフォリオへの組み入れニーズに関する対応に奮闘しました。 大口の機関投資家として、TIAAも同じ課題への対処を進めているところです。

TIAAの一般勘定とNuveenはパートナーシップおよび顧客関係を構築し、TIAAの加入者やNuveenのお客様の利益をもたらせるよう努めて参ります。 Nuveenのグローバル投資委員会の一員として、ニック・ライオリスは機関投資家および資産配分担当者としての視点を紹介します。 ニック・ライオリスを含め、TIAA一般勘定運用チームのメンバーは、外部投資家様を対象としたNuveenの投資戦略に関する投資判断には一切関与しません。